バイオ

バイオについて

バイオの基礎知識

薬を作る

バイオテクノロジーの技術を使うことで、副作用の少ない薬を安定して作り出すことが可能になっています。微生物は、薬を作り出すということにおいても得意として知られています。

そのひとつとして挙げられるものが抗生物質であるペニシリンで、これはアオカビが作り出していることが、イギリスの細菌学者であるフレミングによって発見されました。そして、糖尿病に対して使われているインスリンもまた、バイオテクノロジーの技術を使って作り出されているものになります。

日本では現在、700万人以上の糖尿病患者がいるといわれています。この糖尿病は、昔は血液中のブドウ糖がコントロールできなくなってしまい、必ず死んでしまうという恐ろしい病気でした。それから、1921年に、バンディングとベストという人の手によって、すい臓からインスリンが抽出されます。

その2年後に製剤としてインスリンが発売されることによって、糖尿病の人にとっては救世主になりました。しかし、これについては、牛や豚のすい臓から取り出されたものであり、高価であったし、多くの動物を犠牲にしなければなりませんでした。それに、副作用などの問題も抱えることになってしまいました。それから50年後の1973年に、大腸菌に他の遺伝子を組み込むことによって、大腸菌は外来遺伝子に対応したたんぱく質を造りだすといったことが初めて報告されました。

ここからたんぱく質を微生物で生産するといった研究が進められていき、1979年に、大腸菌から作り出されたインスリンが搭乗することになりました。現在では、さらに技術が進み、抗がん剤やホルモンなどについても、たんぱく質医薬品として発売されるようになっています。

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