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青いバラについて

植物にはひとつの細胞から完全な植物を作り出すことが出来るといった能力があります。この性質を利用することによって、植物を細胞の固まりにしてから遺伝子を注入して、植物体をもう一度再生させることによって、遺伝子組み換えの植物を作り出すことが可能になります。このようにして青いバラが作られています。

もともとバラの花びらに含まれているフラボノイド色素というものは、黄色と赤の色素のみで、青色の色素は存在していません。これがこれまで青いバラが出来なかった理由です。これまでに、青いバラといわれている品種はいくつか作り出されていますが、所詮は青っぽいバラでしかないのです。

もしも、青いバラを作ろうと思ったら、どうしても遺伝子組み換えによる技術を使うしか方法は無いのです。1994年には、苦心の末に特許を出願したペチュニアの青色遺伝子を入れたバラが作り出されていますが、花びらには青色の遺伝子はなかったということです。このまま終わってしまうかと思われましたが、研究者たちはあきらめることはしませんでした。

いろいろな植物から青色の遺伝子情報を取り出して、研究に研究を重ねることによって、1996年、パンジーの青色遺伝子の情報を使うことによって、バラの花びらで青色遺伝子を作ることに成功したのです。研究開始から14年という年月を経て、やっと青いバラが完成しました。

一般的に考えてみたら、青いバラというもの自体は造りだすことに関して必要性は無いかもしれませんが、バイオテクノロジーによって、こういった研究も行われているのです。

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