
現在のところ、バイオテクノロジーの技術の一つとして行われている遺伝子治療については、臨床試験として末期がんの患者などにたいしてのみ限定して行われています。つまり、他に治療法のないような患者に対して行われているような状態なわけです。
アメリカにおいて行われている臨床試験の例からみても、治療の効果があったという例についてはまだまだ少なく、今後の更なる研究が期待されています。残念なことに、この遺伝子治療においては死亡例も確認されており、これについては、遺伝子を導入する際に使用した遺伝子の運び役であるベクターが、アデノウイルスというものであり、これが規定以上に投与されてしまったことが原因とされています。
これについては、遺伝子治療の安全性の問題ということではなく、不適切な医療行為による死亡という風に考えられています。遺伝治療については、まだまだ研究段階であるものの、21世紀になれば本格的な実用化が始められるということは確実になるでしょう。
臨床試験においては、どうしても事故は起こってしまうものなのではないかと思いますが、今後は安全性を含めた適切な治療法を確立することが出来るようになると予想されます。
遺伝子治療において、今直らないようながんの治療が出来るようになれば、厳しい抗がん剤の副作用や、手術に耐える必要がなくなるということになります。これは非常に素晴らしいことであるといえるでしょう。たくさんの人が苦しみから解放される時代に早くなってほしいものです。
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